『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』
とまあ、最初の記事を投稿してから3週間ほど経つわけで。
やる気がないわけではないのです。なかなか感想を文章にまとめるというのは難しいものですね。
だけども「自分の感想」をテーマに掲げた以上、ここになんらかの形でまとめておかないと、この作品について扱っているコンテンツに触れられなくなっちゃうので。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』なんて当然、公開初日に駆けつけたわけですよ。
たぶん私が最初に見たMCU作品が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だと思います。今にして思えば、最初がコレじゃなかったら、新作公開の度にここまでせっせと映画館に行ってないと思う。タイトルがドーン!と画面に写った瞬間からもう夢中で、終わる頃には心の中で I Want You Back! と叫んでいたもんです。
Vol.2(あの邦題をつけた人は今頃どうしているのだろうか?別にどうともなってないのかもしれないが。)は、父と息子というモチーフがあんまり好きじゃなかったかな。それは別に作品の問題ではなくこちらの状況によるもので、当時、根無し草のようないい加減な暮らしをしていた自分はどこか親に対して後ろめたい気持ちがあったので、そういったお話に乗り切れなかったところがある。その後いろいろと自分の環境が変わっているので、いま見るとまた別の感想を持つかもしれない。
で、今回の3作目ですが、最高だった!暫定今年ベストですね。
ロケットのお話を中心に進んでいくわけですが、終盤、彼が自分の名前を名乗るシーン、スクリーンが見えなくなるぐら泣かされてしまった。誇張ではなく。自分を引き受けると言うんでしょうか、うまく表現できないけれども「自分は自分なんだ」という宣言がこれ以上ないぐらい突き刺さって来ましたね。
それからネビュラね。彼女を見ているだけでも、なにかこう優しい気持ちになれるというか、人間性を回復していった姿を見て、心動かされるものがありますよね。
あと、あの人、「どうせ登場するんでしょ」と思ってはいたけれど、やっぱりやられてしまいました(完全に「Use the Force」でしたが)。「一瞬見えた幻」っていいよね。
アクションシーンはどれも好きでした。特にピーターとグルートの殴り込みシーン。銃をスムーズに受け渡す連携、互いの死角をカバーしあいながらの銃撃ってのは、二人の築いてきた関係性・信頼が映像になっていて、それだけで見ていて涙が出てくる。(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のマックスとフュリオサも同じ。)
それと終盤、全員集合!からの1カット風のアクションシーンも非常に楽しかったですね。なんといっても開幕を飾るマンティスのリバースフランケンシュタイナー!やっぱり映画とプロレス技は親和性が高いですね。
サントラは1・2の方が良かったような、今回はちょっと地味なような...。もちろん今回も買いましたけれども。ただこれは「知ってる曲が流れたら嬉しい」という話と近い話かもしれない。そしてこれ自体はあんまりいいことじゃないように思える。この辺は自分の中で考えがまとまってない部分だから、もう少し掘っていくとおもしろそう。
完全に余談ですが、自分の生活圏にCDを売っている店が全然ないことに今回気づいた。「CD屋あった!」と思っても、ジャニーズ・アイドル・K-POPしか置いてなかったりするのね。それしか売れないのだろうけど。サブスクにあるとはいえ、映画見た帰りにサントラほしいのよ。
一応シリーズ完結編と銘打たれているので、このチームを見るのは今回が最後と思うと、寂しさと、達者でな!という気持ちと、色々複雑な感情になりますね。
で結局、なんだかんだもMCUと、ジェームズ・ガンの作る映画(つまりそれはDCなのでしょうが)を追いかけて見ていくんでしょう。
はじめに〜書きたいこと
はじめまして。ryu-1-oです。
このブログでは、私が見た映画の感想を中心に、日々感じたことなどを書いていけたらと思っています。
なぜ、感想を書こうと思ったのか、その理由は「感想を持てていないのではないか」と思い始めたからです。
映画が好きで、まあそれなりに見ているのですが、見たあとで、すぐにその映画についての何らか情報を探してしまうのが癖になってしまっているような気がするのです。例えば、パンフレットを読むとか、批評を探すとか、SNSで他人の感想を探すとか。
これをやっているうちに、どこまでが「自分が見て感じたこと」なのかが曖昧になってしまったように思うのです。さらには「自分が見て感じたこと」がぼやけていくうちに、自分が好きなもの・ことがなんなのかを、やや見失いかけているような気すらしています。
そこで、可能な限り、他人の言葉に影響を受けない状態の感想を記しておきたい。その後、他人の感想なり批評なりに触れて、それがどう変化していったのかを自覚しておきたいわけです。そのためにこのブログを始めようと思ったというところですね。
自分の感想が陳腐なものであったとしても、あるいは「わからなかった」といったものであったとしても、それには価値があるはずです。
とまあ、動機みたいなものを一応書いてはみましたが、週に1回程度更新できたらいいな、くらいの軽い気持ちでやっていきますので、よろしくおねがいします。